2018.03.29
平成29年度 第5回 糖尿病教室「糖尿病と眼の話」
3月29日「糖尿病と眼の話」をテーマに、平成29年度で5回目となる糖尿病教室を開催しました。今回は、糖尿病療養指導士の炭田雪乃看護師が、講師を務めました。
ご存知の方も多いかも知れませんが、糖尿病の三大合併症(神経障害・網膜症・腎症)は高血糖状態が長く続くことによって引き起こされます。今回は、その中の網膜症について、お話しました。
特に糖尿病網膜症の怖さは、自覚症状がないまま進むことです。放置すれば、失明も覚悟しなくてはなりません。そこで、網膜症のことをもっとよく知っていただき、定期的な眼科受診を心がけていただくきっかけになれば…と思いお話を進めました。
糖尿病網膜症の眼底部がどのような状態か、病状の進行過程によっては、レーザー照射や硝子体手術という治療を受ける可能性があることを紹介しました。また、網膜症の中には、黄斑浮腫と呼ばれるものがあり、著しい視力低下が見られることもあります。
「視覚からの情報量は、約8割である」とも言われますが、網膜症は早期に発見できれば、治療の成功率は高い症状の一つです。
「あなたの視力を守る為には、どうすれば良いか?」糖尿病を治療中の患者さんの生活の質を守るためにも、眼科医による定期的な精密眼底検査を積極的に受けて、習慣化して行くことをお勧めいたします。
今年度も皆さんの糖尿病教室へのご参加、ありがとうございました。
(看護部 炭田)
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