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2021.04.08 第4回野球肘検診(当院リハビリテーション室主催)を開催しました

今回(令和3年3月28日)は、当別、あいの里地区の小学生野球チームと札幌市の中学生シニアチームの計101名の選手に検診を行いました。

検診内容は、身長・体重・筋肉量の計測、超音波エコーを用いた肘関節骨軟骨障害の検診、理学療法士による肘関節の変形・可動性と、四肢・体幹の柔軟性チェック、ストレッチ指導でした。

検診結果

検診参加者数 101名 (7歳から14歳の選手、男性98名、女性3名)
肘関節エコー検診 
 内側障害・・・上腕骨内側上顆の分離・分節が7名、突出が24名指摘されました。
 外側障害・・・上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎疑いが1名指摘されました。

今回は小学生と中学生の検診を行いましたが、中学生では小学生と比べて四肢・体幹の柔軟性が低下していることが明らかとなりました。特に、足首や股関節の硬さが目立ちました。下半身の柔軟性の低下は、野球肘などの投球障害やパフォーマンスの低下に繋がります。成長期では骨の成長が筋の成長を上回るため、身体の柔軟性が低下しますので日々ストレッチを行うことが野球肘の予防に繋がります。

新型コロナウイルス感染対策のため、今年度から、2週間の体温・体調記録、当日の検温と問診、待機中の距離確保、検診会場の人数制限、室内の換気と二酸化炭素濃度チェック、マスクとフェースガードの装着、手指消毒、アルコール清拭等、新型コロナウイルス感染対策を徹底した上での実施となりました。

改めまして、検診日前からの感染対策にご協力くださり、検診に参加された選手・指導者・保護者の皆様に心よりお礼申し上げます。コロナ禍においても、地域住民の方々のスポーツの振興と健康・障害予防のお役に立ちたいと思います。

リハビリテーション室 理学療法士 山根将弘、河治勇人、片岡義明
リハビリテーション室長 整形外科医師 青木光広
リハビリテーション科学部理学療法学科教員 山根裕司
医療技術学部臨床検査学科教員 沖野久美子 他

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