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2018.12.26 第2回少年野球肘検診を行いました

当院リハビリテーション室主催の第2回少年野球肘検診を12月9日に行いました。検診を行ったのは、あいの里地区の野球チーム28名の選手です。

検診内容は身長・体重・四肢筋肉量の計測、超音波エコーを用いた肘関節骨軟骨障害の検診、理学療法士と北海道医療大学の学生による四肢体幹の柔軟性、筋力、パフォーマンスチェック、高速度カメラを用いた投球フォームチェックです。

加えて、理学療法士による野球肘についての講演とストレッチ指導を行いました。また、「スポーツのための正しい食事」と題して本学理学療法学科の澤田先生に栄養面に関しての講演をいただき、子供達も保護者の方々も興味深く聞いていました。

検診結果
検診参加数 28名 (7歳から12歳の選手)
肘関節エコー検診 
・内側障害・・・分離・分節3名 突出4名 
・外側障害・・・離断性骨軟骨炎0名

検診の結果、明らかな特徴が見つかりました。

投球フォームの特徴(肘下がり)


今回の検診の結果、肘関節の内側に障害のある子供は3名見つかりました。投球フォームの解析では肘下がりが11名にみられ、骨盤の前傾がでていない、手が下を向いていない子供が多くいました。肘下がりは怪我や故障につながります。さらに、下半身や体幹の力はボールを投げる上では重要ですので、投球フォームの修正だけではなくスクワットなどの下半身のエクササイズを取り入れていくと野球肘になりにくいと思います。
参加された選手・指導者・保護者の皆さんにお礼を申し上げます。

(理学療法士 山根 他)


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