1月10日（木）に、北海道札幌北高等学校の「職場訪問」が行われました。例年、冬休み期間中に行っているものですが今年は1年生17名が参加してくれました。

午前中は北海道医療大学や大学病院の説明、大学病院内各フロアの見学を行いました。午後からは北市病院長との懇談と、歯科医師・薬剤師・看護師・臨床検査技師の業務の体験を行いました。

歯科医師体験では、講義のあと診療ユニットに座り、お互いの口腔内の観察やブラッシングを通じ、ミラーや器具の役割、使用方法を学びました。患者を模した人形を用い、実際の虫歯治療体験も行いました。

薬剤師体験では、薬剤師の役割を学び、色の異なる塗り薬の調合や機械での散剤の分包などの体験をしました。薬剤師が病院の中だけではなく、保険薬局など地域医療の中で幅広く活動していることも講義で触れられました。

看護師体験では、体温や血圧、脈拍、酸素飽和度などをお互いに測定しました。また、実際にモニター監視を行って、正常値の基準や変化がみられた場合の観察のポイントなどの説明を受けました。

臨床検査技師体験では、エコー検査や肺活量、検体への薬剤の注入体験を行いました。画像に映し出される自分の体の状態についての説明に熱心に耳を傾けていました。

この職業体験を通して、参加された生徒の皆さんが医療従事者の役割や仕事への魅力を感じ、将来の進路選択の参考となればと病院職員一同願っています。

（医療ソーシャルワーカー　吉野）