2018年11月15日（木）に札幌市立あいの里西小学校6年生の9名の生徒さんが、当院で職業体験を行いました。地域の病院であり、患者として来院したことのある生徒さんもいました。

今回の職業体験では、ふだん入ることのない臨床検査室や病棟などを見学したり、病院で働くいろいろな職種の人の話を聞いたりしました。

薬剤師、歯科技工士、理学療法士の3部門に分かれて具体的な仕事を体験しました。薬剤師体験では、2種類の塗り薬を混ぜる体験を行い、薬の研究のための動物実験についての質問が出ていました。歯科技工士体験では、歯型をとる歯科材料の変化や専門的な器具を使って材料を磨く作業に見入っていました。理学療法士体験では、リハビリテーション室で実際の器具を使った体のバランス保持の体験をし、それが思ったより難しいことを実感していました。

白衣に袖を通した時の、みなさんの引き締まった表情やはにかんだ表情がとても印象的でした。具体的な職業体験を通じて、それぞれ仕事のイメージが膨らんだ様子でした。「科学者になりたい」「人を喜ばせる仕事をしたい」など、将来の夢をお話しする生徒さんもいました。

医療の現場では、患者さんの健康を守るため、たくさんのスタッフがチームになってがんばっています。皆さんの地元にある病院で体験したことを思い出してもらえたら、スタッフとしてとてもうれしく思います。

（医療ソーシャルワーカー　吉野）