肥満は、小児期から子ども達の心身に様々な影響を及ぼし、糖尿病や脂質異常症・高血圧症・心血管疾患などの生活習慣病をはじめとして数多くの疾患のもととなるため、健康づくりにおいて肥満の予防・対策は重要な位置づけを持ちます。小児期は成長によるカロリー消費があるため、肥満を改善する最大のチャンスです。もともと肥満傾向な場合だけではなく、コロナ禍で急激に体重が増加してしまった方、どう取り組めばよいかわからずお悩みの方、小児科はもちろん、小児歯科、管理栄養士、リハビリスタッフ、心療内科医、公認心理師など専門サポートチームが楽しく一緒に取り組みます。お気軽にご相談ください。
相談日は月・金曜日の予約制で行っております。事前にお問い合わせください。
電話:011-778-7575(代)
当院の管理栄養士、小児科スタッフが担当します。
食事指導では、食事内容の偏りを是正したり、適正な食品を選んだり、生活習慣を見直すことに重点を置きます。保護者には、食生活の問題点に気づき、正しく食べるための指導を受けてよかったと思える指導を心がけます。
北海道医療大学リハビリテーション科学部講師および当院理学療法士、整形外科医が担当します。あらゆる年齢層において、身体活動量を高めることは、健康の維持増進、肥満やメタボリックシンドローム、生活習慣病の発症予防に有益です。実際に体を動かしてリハビリを行いながら、自宅でも楽しく継続できる運動指導を行います。
当院の心療内科医および公認心理師が担当します。自分が置かれている状況に対する主観的な状況判断である「認知」や患者さんが行っている「行動」に着目して問題解決を目指すのが認知行動療法です。今抱えていらっしゃる問題に伴い生じているつらい気持ちを「認知」に注目して改善させたり、肥満の改善で重要な食生活や運動などの行動の変化をどのように継続させていくか一緒に考えていきます。認知行動療法を通して、行動に変化を起こしたり気持ちを安定させるコツをつかんでもらうことで、小児肥満を効果的に改善させることが可能となります。