B型肝炎とC型肝炎は血液や唾液を介して感染するB型肝炎ウイルスまたはC型肝炎ウイルスが肝臓を侵す病気で、現在わが国では約130万人のB型肝炎感染患者と,約200万人のC型肝炎感染患者がいると推定されています。これらの肝炎ウイルスに長期間感染すると、重い肝臓病(肝硬変)や肝臓癌になって命の危険を脅かします。以前は重い副作用のある注射の治療が主流でしたが,現在は飲み薬を定期的に飲むことによって,肝炎が治癒したり進行を遅らせることができるようになりました。
B型肝炎とC型肝炎の大きな問題点として,これらの肝炎に感染している患者の大半は自覚症状がほとんどないことから,血液検査でしか感染しているかどうかを診断することができません。特に医療従事者は患者の血液や唾液などの体液に接触する機会が多く、患者自身が肝炎ウイルスに感染していることを知らない場合があります。 B型肝炎ウイルスに対しては医療従事者へのワクチン接種により感染をほぼ防御することができますが、C型肝炎ウイルスに対するワクチンは現状まだ開発中の段階です。さらにB型肝炎ウイルスワクチンを接種しても、経年的に抗体価が減弱したり、抗体が産生されない場合もあるため、定期的なB型肝炎マーカーを測定してモニタリングをすることが重要になっています。
当院では以前より入職時または職業感染防止対策として年1回の5月頃に当院職員の感染症の罹患歴、予防接種歴の問診、及びB型肝炎及びC型肝炎ウイルスのウイルスマーカーや肝機能検査を行っております。
そこで本研究では,これらの問診や血液検査の結果をもとにB型肝炎及びC型肝炎の感染率やB型肝炎ウイルスワクチンの接種状況ならびに肝機能障害の頻度を調査します。さらにB型肝炎ウイルスワクチンを接種した後の経時的な抗体価のモニタリングや、B型肝炎ウイルスワクチンを希望されない職員に対してその理由をヒアリングすることによってワクチン接種に対する抵抗感を明らかにします。これらの調査をすることによって、職業感染防止対策としてのB型肝炎及びC型肝炎の効果的なモニタリングの方法を考案したり、B型肝炎ウイルスワクチンの接種率向上による院内感染防止の向上が見込まれます。
● 対象となる方
2016年4月1日から病院長承認日までの間に北海道医療大学病院の職員検診または入職時の血液検査で肝炎検査および肝機能検査が行われた職員を対象にしています。
● 利用する情報
診断名,年齢,性別,身体所見,検査結果(血液検査,画像検査)などを診療記録(カルテ)から調べます。本研究の結果を学会や論文で発表する際には,対象となる方を特定できる情報は一切含まれません。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
● 研究方法
肝炎および肝機能に関する血液検査を施行された対象者の中で,B型肝炎ウイルス(HBs抗原陽性またはHBs抗体陽性)、C型肝炎ウイルス(HCV抗体陽性)、あるいは肝機能(AST, ALT)異常だった対象者の割合を算出し,各年毎での推移を検討します。またB型肝炎ワクチン接種後のHBs抗体の経時的な推移を調査します。さらにB型肝炎ワクチン接種を希望しない対象者、または過去にB型肝炎ワクチン接種したがHBs抗体が陽性にならない対象者にB型肝炎ワクチンに関するヒアリングを行います。2016年4月1日から病院長承認日までの間に北海道医療大学病院の職員検診または入職時の血液検査で肝炎検査および肝機能検査が行われた職員の中で,診療記録を提供したくない方は,下記までご連絡ください。
B型肝炎とC型肝炎は血液や唾液を介して感染するB型肝炎ウイルスまたはC型肝炎ウイルスが肝臓を侵す病気です。これらの肝炎ウイルスに長い間感染していると重い肝臓病(肝硬変)や肝臓癌になって命の危険を脅かします。現在わが国では110-140万人のB型肝炎感染患者と,190-230万人のC型肝炎感染患者がいると推定されていますが,これらの肝炎ウイルスに感染していても自覚症状がほとんどないため,知らない間に病気が進行したり他人にうつしてしまったりします。これらの肝炎ウイルスの治療は以前は重い副作用のある注射が主流でしたが,現在は飲み薬を定期的に飲むことによって,肝炎が治癒したり,進行を遅らせることができるようになりました。
B型肝炎とC型肝炎の大きな問題点として,これらの肝炎にかかっていても自覚症状がほとんどないことから,血液検査でしか診断することができません。近年無料検査などによる検診が行なわれていますが,低い認知度などの理由により十分に普及していないのが現状であります。さらに我が国でも患者さんが増加傾向にある脂肪肝は,B型肝炎とC型肝炎同様自覚症状に乏しく血液検査で肝機能異常を認めますが,進行すれば肝硬変や肝臓癌になってしまいます。最近,歯周病を起こす細菌が脂肪肝を引き起こすことが発見され,歯の病気と密接な関係があることも分かってきました。
そこで本研究では,当院の歯科及び口腔外科に受診された患者さんが,ヒト型ロボット「Pepper」に触れていただきます。「Pepper」は肝炎に関する説明などを行い、その後肝炎ウイルス検査を行うかどうかの希望を聞かれ、さらに最後にアンケート調査を行います。これらを調査・解析することによって、1)歯科及び口腔外科受診患者における肝炎ウイルス陽性率や肝機能障害の陽性率、2)「Pepper」による肝炎検査の推奨および受検の効果、3)肝炎検査の低い受検率の理由、等を明らかにすることができ、今後肝炎ウイルス患者さんや肝機能異常のある歯科口腔外科患者さんが当院に安心して治療を受けられるようなシステムの開発に役立つ可能性があります。また、厚生労働省が作成した肝炎を推奨するポスターを貼った期間での肝炎検査の受検数と比較することによって、「Pepper」による肝炎検査の受検が有効かどうかを統計学的に検証します。
● 対象となる方
病院長承認日から令和元年(2019年)11月30日からまでの間に北海道医療大学病院歯科及び口腔外科に受診し,「Pepper」に触れた患者さんと、肝炎検査を推奨するポスターにより肝炎検査を受けた患者さんを対象にしています。
● 利用する情報
研究上必要な場合に、診断名,年齢,性別,身体所見,検査結果(血液検査,画像検査)などを診療記録(カルテ)から調べます。またアンケート調査により得られた結果を情報として扱います。本研究の結果を学会や論文で発表する際には,患者さんを特定できる情報は一切含まれません。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
● 研究方法
歯科および口腔外科受診患者さんが、当院に設置された「Pepper」に触れていただきます。研究に関する同意をいただいてから、肝炎に関するコンテンツを操作し、肝炎検査の対象に該当する場合は、当日から検査が可能なクーポンを受け取ります。クーポンを病院受付事務に持っていいだたき、検査を受けていただく場合は、「Pepper」に関するアンケート調査を引き続き行っていただきます。一方、厚生労働省が作成した肝炎を推奨するポスターを見て肝炎検査を受ける場合は、病院受付事務で検査の手続きの他にこの研究に関する同意説明文書に記載していただきます。両方法で肝炎検査を受けた患者さんの中で,B型肝炎ウイルス(HBs抗原)陽性あるいはC型肝炎ウイルス(HCV抗体)陽性だった患者さんの割合を調べます。また「Pepper」による肝炎検査を受検した患者さんからのアンケート調査により、「Pepper」の印象や問題点等を抽出して、コンテンツの更なる改善点を見つけ出します。
「Pepper」内の選択肢で研究に「同意する」を選んだ後に研究への参加を希望されない方、あるいはポスターを見てこの研究に関する同意説明文書に「同意する」を選んだ後に研究への参加を希望されない方は、いずれも下記までご連絡ください。
B型肝炎とC型肝炎は血液や唾液を介して感染するB型肝炎ウイルスまたはC型肝炎ウイルスが肝臓を侵す病気です。これらの肝炎ウイルスに長い間感染していると重い肝臓病(肝硬変)や肝臓癌になって命の危険を脅かします。現在わが国では110-140万人のB型肝炎感染患者と,190-230万人のC型肝炎感染患者がいると推定されていますが,これらの肝炎ウイルスに感染していても自覚症状がほとんどないため,知らない間に病気が進行したり他人にうつしてしまったりします。
C型肝炎ウイルスには8種類の異なるタイプが存在しますが、国や地域によって流行しているタイプが違うために、ウイルスに効果のある薬物を開発する場合に大きな支障となることがあります。しかし実際にどのタイプがどれだけ流行しており、治療の反応に違いがあるのかを調査している研究は今までありません。さらにB型肝炎についても地域によって感染状況に差がありますが、今まで大規模な疫学研究はほとんどありません。
そこで本研究はアメリカ・台湾・韓国・中国・香港・タイ・ニュージーランドと日本の各国における、ウイルス性肝炎の治療の成績や、C型肝炎の遺伝子のタイプ、肝細胞がんの発症率などを調べて、これらの結果を非アジア人と比較するものです。これらを調査・解析することによって、ウイルス性肝疾患の人種間での治療成績の差の原因が明らかとなり、より効果的な薬物の開発研究に役立つことが予想されます。またC型肝炎の遺伝子のタイプ別の治療効果を詳細に調査することによって、今後遺伝子のタイプごとに個別化医療を提供できる可能性もあります。
● 対象となる患者さん
1990年(平成2年)1月1日以降に北海道医療大学病院に受診され、肝疾患または肝細胞がんと診断された18歳以上の患者さんを対象にしています。
● 利用する情報
診断名、年齢、性別、人種、身体所見(身長・体重),社会状況(婚姻状況など)、保険・経済状況(支払い、保険情報、労災情報、医療費補助、入院費用、収入など)、検査結果(血液検査,画像検査、病理診断),治療状況(治療歴、入院歴、薬物の処方状況、生死について、移植などなどを診療記録(カルテ)から調べます。本研究の結果を学会や論文で発表する際には,患者さんを特定できる情報は一切含まれません。またこれらの情報は、個人が特定されないように匿名化を行ってから、研究責任者の所属する施設(スタンフォード大学)に提供します。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
● 研究方法
対象となる患者さんの診療記録(カルテ)を調査します。必要な情報のみを取り出し、個人が特定されないような処理を行ってから、研究責任者の所属する施設(スタンフォード大学)に提供します。
● 対象となる患者さま
上記期間内に北海道医療大学病院の矯正歯科を受診された方
● 利用する情報
治療開始前および治療終了時の口腔内写真、エックス線写真、および歯列模型を利用する。診療情報としては性別、年齢、治療内容などを使用する。患者さんに対するアンケート調査を実施する。
腎疾患や、肥満小児における、尿所見は研究されているが、腎疾患のない標準体格の小児の、尿中β2マイクログロブリン、尿中のNAG(N-アセチルグルコサミニダーゼ)、尿中L-FABP(L型脂肪酸結合蛋白)、尿中電解質は基準値が明確にはなっていません。
一方で、小児において溶連菌感染後に急性糸球体腎炎となる発症率は10~15%とされており、その多くは溶連菌感染後約1か月時に発症します。当科では溶連菌感染後急性糸球体腎炎を早期に、かつ確実に把握するため、溶連菌感染後、中間尿を採取できる年齢の患者には全員発症後1か月目の検尿を実施しています。急性糸球体腎炎には該当せず、標準体格だった症例の検尿結果を用いて、上記の腎疾患のない標準体格小児の検尿の特徴を明らかにすることが目的です。
● 対象となる方
2024年1月から2025年8月に北海道医療大学病院小児科で尿検査を実施した小児で、腎疾患を否定された方を対象にしています。
● 利用する情報
診断名,年齢,性別,血圧,検査結果(尿検査)などを診療記録(カルテ)から調べます。本研究の結果を学会や論文で発表する際には,対象となる方を特定できる情報は一切含まれません。本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
● 研究方法
溶連菌感染後、発症後1か月目の検尿を施行された対象者の中で,腎疾患は否定された標準体格の方について、尿中β2マイクログロブリン、尿中のNAG(N-アセチルグルコサミニダーゼ)、尿中L-FABP(L型脂肪酸結合蛋白)、尿中電解質の値を検討します。2024年1月1日から2025年8月31日までの間に北海道医療大学病院で溶連菌感染後の検尿をされた方で,診療記録を提供したくない方は,下記までご連絡ください。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)治療薬のうち、骨(こつ)吸収(きゅうしゅう)抑制薬と呼ばれる薬剤では、稀に顎骨(がっこつ)壊死(えし)という副作用が生じることが知られています。顎骨壊死では歯や顎骨の痛み、口腔内の腫れ等の症状が現れ、上手く口が開けられない症状が伴う場合もあります。また、抗菌薬による治療や外科的な手術が必要となる場合があり、患者さんの生活の質に影響を及ぼすことがあります。そのため、顎骨壊死の予防や治療においては、骨吸収抑制薬を処方する医師、顎骨壊死の診断や治療を行う歯科医師、骨吸収抑制薬を取り扱う薬剤師による連携が必要となります。
今回の研究では、これまでに顎骨壊死の診断や治療を受けられた患者さんの診療実態を調べることで、今後医師,歯科医師,薬剤師をはじめとする関係職種が連携を図りながら顎骨壊死の予防や治療へ関わる体制を作ることを目的としています。
2024年4月1日からから2025年9月30日までの18ヶ月間に、北海道医療大学病院歯科口腔外科で薬剤関連顎骨壊死の診断や治療を受けられた患者さんを対象に、診療情報(年齢、性別、骨吸収抑制薬の服薬情報、顎骨壊死発症に関わる身体情報(口腔内所見、全身疾患、生活習慣)、顎骨壊死の治療内容)を電子カルテから調査し、解析結果をまとめます。
調査した情報は、匿名加工(年齢は年代に,処方医薬品の製品名は一般名に,投与量や治療期間は情報の有無に限定)した上で取り扱います。年代、性別、骨吸収抑制薬の服薬情報、顎骨壊死発症に関わる身体情報、顎骨壊死の治療内容は、それぞれ項目毎に集計し、患者さん単位での解析は行いません。
既に診療の際に記録されているデータをもとにするものであり、調査対象の患者さんに特段の不利益や直接の利益は生じません。
患者さんの診療情報(年齢、性別、骨吸収抑制薬の服薬情報、顎骨壊死発症に関わる身体情報等(口腔内所見、全身疾患、生活習慣)、顎骨壊死の治療内容)を電子カルテから調査させていただきます。
研究実施予定期間は、倫理審査委員会承認日から2028年3月31日までとなります。
対象患者さんからのデータ収集期間は、2024年4月1日からから2025年9月30日までとなります。
参加予定者数は10名程度です。
3の「研究の方法」に記載されている期間中に北海道医療大学病院歯科口腔外科にて薬剤関連顎骨壊死の診断や治療を受けた患者さんが参加対象となります。患者さん自身による研究への参加手続きは不要です。
こちらの掲示をみて、診療情報データの利用について同意されない場合には、下記の研究担当者までご連絡ください。なお、同意を撤回する際、既に研究成果が論文などで公表されていた場合には撤回できないこともありますのでご承知おきください。
7の「研究への参加とその撤回について」と同様に、下記の研究担当者までご連絡ください。
研究の成果を学会や学術論文等で発表することがあります。
また、新たな臨床研究の資料とすることがあります。
「カルテ番号、生年月日、氏名、住所、電話番号、それらの組み合わせ」等の個人を識別できるような情報は完全に保護され、公表されることはありません。
過去の診療情報を使用するため、健康被害が発生することはなく、本研究では該当しません。
患者さんが費用をご負担されることはございません。
本研究は、北海道医療大学薬学部実務薬学講座(病院薬学)の研究費にて実施します。
知的財産権は、北海道医療大学薬学部実務薬学講座(病院薬学)に帰属します。
北海道医療大学薬学部実務薬学講座(病院薬学),
北海道医療大学薬学部実務薬学講座(実務薬学教育研究),
北海道医療大学病院薬剤部,
北海道医療大学歯学部生体機能・病態学系顎顔面口腔外科学分野,
北海道医療大学歯学部生体機能・病態学系組織再建口腔外科学分野,
北海道医療大学病院医療相談・地域連携室
北海道医療大学病院 薬剤部 担当:岩尾 一生
電話番号:011-778-7575
Email:iwao@hoku-iryo-u.ac.jp