各々の専門性を活かして、各科とよく連携をとって診療にあたっております。
糖尿病は遺伝性疾患と考えられていましたが、近年では運動不足と内臓脂肪の過剰蓄積がその原因になっている方が糖尿病患者さんの五割を占めています。
自覚症状がないことは血糖値が高くないことを表しているわけではありません。自覚症状がないので、自分は上手くコントロールしていると勘違いしている方が多くおられます。
網膜症、腎症、神経障害、壊疽、そして動脈硬化症が糖尿病患者さんの予後を決定します。動脈硬化症は血糖のコントロールだけでは予防できません。糖尿病だけでなくコレステロール、中性脂肪、血圧、肥満、喫煙などは動脈硬化成因の危険因子と呼ばれます。徹底的に危険因子を除去して合併症を予防しましょう。
当院には糖尿病専門医と糖尿病療養指導士がおりますので、気軽にご相談ください。
メタボリックシンドロームは、内蔵肥満から血圧、血糖、中性脂肪の上昇や善玉コレステロール(HDLコレステロール)の低下が起こる状態をいいます。メタボリックシンドロームを放置すると、たとえ血圧や血糖の異常は軽くても、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化による病気につながります。
当院では、経験ある医療スタッフによるメタボリックシンドロームの診断(CTや体組成計による内臓脂肪の測定)から合併症(動脈硬化)の検査、本質的な治療(食事、運動療法など)までをサポートしております。気軽にご相談ください。
健康診断で「悪玉コレステロールや中性脂肪が高い」あるいは「善玉コレステロールが低い」と指摘を受ける人が増えております。このような状態を脂質異常症といいます。コレステロールが高いからといってすぐに薬を飲む必要があるとは限りません。コレステロールが高く、なおかつ動脈硬化が進みつつある方が要注意です。どういった原因で脂質異常症となったかを調べ、動脈硬化の可能性があるかを調べた上で治療方針を決定します。場合によっては、脂質異常症になりやすい遺伝子を持っているかどうかを調べることもあります。脂質異常症の治療について疑問を持たれている方や家族に脂質異常症の方が多くて心配されている方は、経験ある当院スタッフにご相談ください。
健診等にて脂質異常、脂質高値を指摘されて受診される二次検診は、前日の夕食後以降は食事せずにご来院ください
。朝食をお召し上がりのうえ来院された場合は、後日改めてご来院いただくようご案内しております。
心筋梗塞を起こした冠動脈(心臓の動脈)。
血管内にコレステロールが溜まっています
副病院長
医師吉田 純一(よしだ じゅんいち)
医 師髙橋 伸彦(たかはし のぶひこ)
医 師守田 玲菜(もりた れな)
非常勤医師古澤 翔(ふるさわ しょう)